タイトル:原点は『白いレガッタ』

投稿者:keikoさん

「マイケル・フランクス」「ニック・ディカロ」「ジノ・バネリ」を愛聴していた主婦の日常に飛び込んできた「たてのり」のリズム…。 昼下がりのTVから流れてきた曲に受けた衝撃を今でも覚えています。 TVの画面には、黒のタンクトップにアーミーパンツ、ワークブーツでマントを羽織ったいかにも育ちの悪そうな目の男が歌っていました。トロリンと間延びしたお坊ちゃま顔の男が顔とミスマッチの太い腕でタイトで力強いリズムを叩いていました。小柄な暗い目の男が魅惑的なメロディーをかきならしていました。とにかく見た目にも強烈な3人。そして野生の雄たけびと「MESSAGE IN A BOTTLE」という歌詞…そのままTV画面に釘付けでした。 「ポリス」に出会った瞬間です。

このプロモーションビデオが流れていたのはおそらくグラミー賞を取った頃だと思います。 次の日、私の生活から気だるいAORやボサノバが消えていきました。

ロック少女のころの火種に再び火をつけたのが「ポリス」。 ですから、最初に手に入れたアルバムは輸入版の「白いレガッタ」でした。 何度聞いたでしょう。

「見つめていたい」「シンクロニシティー」「サハラでお茶を」「ドウドウドウ・ディ・ダダダ」などなど好きな曲はたくさんありすぎて困るけど、、繰り返して聞き続けるのは「孤独のメッセージ」(MESSAGE IN A BOTTLE)と「白いレガッタ」(REGATTA DE BRANC)。私のポリスの原点です。

ポリスの解散後は、スティングを追いかけ、来日時はコンサートにも行っていますが、やはり魂が踊るのは絶対に「ポリス」。

私が持っているポリスのアルバムは全部「レコード」、スティングは「CD」。 なんとなく、この境目が「ポリス」と「スティング」の違いのような気がして、こだわっています。 でも、それではポリスの曲が聴けないでしょう?と思われるでしょう。 ポリス解散時に出たCD4枚組の限定版「MESSAGE IN A BOX」というのがあります。これが日常の「ポリス」です。

25年以上の月日を経て、あの頃の「ポリス」に会えるドキュメント映画の情報に心躍らせながらも、在住の地で上映されない悲しさ。スティングを追いかけるようにまたしても福岡まで出張です。



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